旧暦では日を干支で表します。その中で、寅が巡る “寅の日” は縁起がよいお日柄として大切にされています。
この寅の日について、どんなことをするのがよいのか、また控えるべきことなどについてまとめました。
寅の日ってなに?どのように巡る?
寅の日は旧暦で日にあてられた干支のひとつです。
いまでも例えば2023年はうさぎ年のように一年を干支で表現する文化が残っていますよね。
干支が数の概念よりも生活に密接していた昔は、一年という区切りだけではなく月、日、時間、また方角も干支をそれらを測る尺度として使っていたわけです。
日で見ると1日にひとつ、詳しくみると十干十二支という60種類の六十干支のパターンで表現されます。
ただ“寅の日”というくくりで考える場合は十二支だけをみますので、12日に一度巡ってきます。
干支は規則正しく進むので、たとえば今日が寅の日であれば12日後がまた寅の日ということになります。これは寅の日だけではなく、巳の日、戌の日なども同じことです。
そして寅の日は、【お金】にご縁がある1日とされています。その由来はいくつかありますが、見た目の金色からの縁起のよさが大きいのでしょう。
特に中国で寅は縁起がよいとされ『千里を行って千里を帰る』生き物、つまりどんなに遠く離れた場所に放たれても必ず君主のもとに戻るという逸話から、投資したものやお金が戻ってくるという意味合いがあります。
寅の日における開運アクションを詳しくみてみましょう。
開運アクションは?
暦上にはほかの吉日やほかにお金にご縁が深い巳の日もあります。
それに比べて寅の日が得意な開運アクションといえば、ズバリ投資のためにローンや借入などの契約を行う日に適しているということでしょう。
例えば一粒万倍日は、負債も万倍になるということでローンや借入などには適していません。また財運金運アップと知られる巳の日はよいのですが、それよりも寅の日は力強く、仕事運や勝運にもご縁が深いためよい日柄といえるでしょう。
住宅ローンや、車の購入など大きな金額のお買い物を考えるときにもぜひ参考にしてみてください。
・ローン、借入の契約をする
・投資を始める
・新しいビジネスを始める
・大きな買い物をする
・決断をする
・勝負にでる
・毘沙門天様を祀る神社仏閣を参拝をする
また、寅は毘沙門天様の神使とされるため、毘沙門天様を祀る神社仏閣を参拝することに適しているご縁日となります。
その神社仏閣によりご利益は異なりますが、勝負運、金運財運、仕事運などについて御祈願することができます。
特に有名な神社仏閣は、鞍馬寺(くらまでら・京都府)、朝護孫子寺(ちょうごそんしじ・奈良県)です。
控えたほうがいいこと
寅の日に関しては控えたほうがいいことは特にありません。
ただし、寅の日に不成就日など陰の暦が重なる日は、そちらに重きをおいて考えるので行動を控えたほうがよいです。
寅の日は12日に一度巡ってきますので、焦らずよりよいお日柄を選んでみてください。不成就日については以下の記事も参考にしてみてください。
なおよく吉日と言われる大安や、仏滅などは六曜といわれるものですが、こちらは正式な暦では歴史が浅いもので信憑性があまりなく、気にならなければ深く考えなくてもよいと考えています。
まとめ
大きなお買い物や、投資などは慎重になると思いますが、ぜひ最後には日柄の力もかりてみてください。
寅の日を選ぶことで、きっとあなたの背中をそっと押してくれることでしょう。