【暦たより】2024年、中庸を探す旅

暦と季節

こんにちは、ひさとみゆりかです。あまりこちらの記事を更新していなかったのですが思うがままに書いてみようと思っています。大切なひとにお手紙をしたためるように。気まぐれで不定期の更新となりますが(そしてひっそりと)受け取ってくださったらうれしいです。

中庸を探す旅

2024年は「プロフェッショナル」な一年になるよ、とはあちこちでお話してきました。約2か月が過ぎ、いかがお過ごしですか?今年はなかなか難しいなと、個人的にも感じる出来事が多々ありました。本当に珍しく体調を崩しました(きっと10年くらいぶり)、しかもそれが2回も。なかなか元に戻れず、気が落ちてしまうという体験をしました。

いつだって、私は陰陽のバランスを大切にと伝えていて、それは陽がいい、陰が悪いではなくてその真ん中である「中庸」に戻ることを意識してみてとお話してきました。今まではこのバランスが微細に崩れるくらいだったのでそんなに負荷をかけずとも、もとに戻れていましたし常にエネルギーが高い状態だったと思います。

ただ今思うとそう思っていたのは自分が気を張っていたからなのかもしれません。今年になりInstagramなどの発信をやめぽっかりと空いたスペースで自分のバランスを探す旅に出た感じがしました。

いまその旅を終えようとしていて、新たなバランスを試しています。まだまだ実験段階ですし、ぐらつくこともあるのですが私の体験を通じて何かヒントになればと書いています。

元の気に戻るために試したつのこと

なかなか元の気に戻れない、なんとなく不調が残ると今感じている人がいたら、そこには焦りや不安がきっとあるかと思います。お家のことや、お仕事のこと、それからこれから先の自分について。もしこのままだったらどうしようとか、もう前みたいに過ごせないのかな、とか。

その気持ちよくわかります。

だからこそ、あれこれ試したくなったり、ちょっと頑張ってみたり、自分に向き合ってみたり。でもなんだかしっくりこなくて、ほかの不調も重なったり。

私自身もそうでした。焦ったし、不安だったし、何がいけなかったんんだろう?と自分のなかで犯人捜しをしてみたり。でもそうしてもスムーズにはいかなくて。そんなときにやってよかったなと思う3つのことをお話します。

1|書き出すこと

なんでもいいので自分の今の気持ちを書き出してみる。これはとても有効でした。今の世の中、不安や焦りを認めずに陽のほうへ意識を向ける、そんなマインドがはやっているかと思います。私も実際そうで、書き出したらそれが現実になるようでこわかった。けれどやっぱりペンと紙を持ち、ありのままを書き出したらものすごく楽だったんです。しかも、一度ある程度書き出してしまったら、少しずつ前向きな選択や考えが自然とアウトプットされてきました。今、不安なんだね、とか、焦るんだね、とかそれを認めながらただただ書いて、読んでみたら気持ちが軽くなりました。

2|頑張らなくていいことにフォーカスする

それからもう一旦頑張るのはやめようと、手放しました。休んでいたんだから本を読まなきゃとか、何か学ばないと、とか外へ向けての発信も一旦休みました。知らず知らずのうちに完璧を求めて、そのサイクルから外れないように走ってきた私。休むという選択は、自分自身が赦せなかったのですが、ここは降参という感じで自然とブロックがはずれたように感じています。それから、自分ががんばらなくていいことを新調しました。それが「香り」です。

本を読むとか、PCに向かうことが苦痛だったのですが、香りを思い切り新調したらリフレッシュした感じでものすごく気持ちが軽くなりました。私の場合はお香だったのですが、「いまの私が一番癒される香りはなにかな?」と一つずつ確かめて、それをお部屋でつけていました。

香りが気持ちにあうと、自然と呼吸が深くなります。いい香り、をたくさん感じて、吸い込んで、リズムが整った感じがします。

3|話したい人と話す

どうしてもこういうタイミングは、自分の姿をさらけだせず殻にこもりがちだと思います。でもこんなときこそ、誰かと話す時間をとるといいなと感じました。焦りから、そんなおしゃべりしてないでほかのことをしなくては!と気が持たないかもしれませんが、まずはここで一旦心のうちを吐き出せたらそれのほうがよりよいと思いました。ただし無理しない相手ではなくてはいけません。

話したい人、を思い浮かべてみてください。その人にそっと、実は…と今の状況を打ち明けてみてください。人は年を重ねるごとに自分のやりかたや過ごし方に固執してしまいがちです。一人の方が楽だと感じることだってあるでしょう。でもそうではない、誰かからの励ましや労いが大きな力になることがあります。一人で背負いすぎないでください。こんなときだからこそ、自分自身のそのままを大切にしてあげてください。

さぁ、どうやってこの一年を楽しもうか

私自身、新しいチャレンジの岐路にいてなおかつ中庸を探す旅に出ていましたから、いままだ完璧なバランスではないと感じています。でもその揺らぎやぐらつきが、未来の自分のためになると信じられています。2024年は難しい、そう思いながらも、今はどうやってこの一年を楽しもうか、とテーマを大きく掲げられました。何かを治すとか、そういうのではなくて、どうやっても私は私。どんなにバランスが崩れようとも、それは変わらないんだ、と腑に落ちています。

とはいえ、ここまで来るには私もたくさん試しましたし、たくさんのひとのサポートをいただきました。なので焦らず、でもきっとこんなマインドまでたどり着くことができるよと未来からメッセージを届けたいと、そう思っています。

それでは、また。

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