ようやく長かった秋土用が明けていきます。とはいえまだ今週半分は土用が残り、しかも本来であれば8日、立冬の前日までが秋土用ですが8日が不成就日のため念のためこの日までと考えておくほうがよさそうでしょう。
ただ、もう先週の末あたりから多くの人がなんとなくすっきりとした晴れ晴れとした気持ちを味わっていて重くのしかかっていた問題やトラブルの終焉に立っているような感じだと思うのです。そのため土用は残っていても重たい、暗いというよりかはどちらかというといい意味での重厚感が味わえるような気がします。
その後、9日からはうわっと視界がまた新たに開けていくようで、とくに11日、12日は一粒万倍日が2日連続、その翌日13日には新月というこれでもかという幕開け感があるのです。いまあるものをどうにかしなくては、と躍起になっていたひとも、まぁこれはこれでと一部課題は抱えながらも気持ち改め1歩踏み出していくときのようです。
誰しもが晴れ晴れと、これから未来のことを爽快な気持ちで迎えていけるそんな一週間です。
詳しく見ていきましょう。
今週の暦
11月6日(月曜日)
十二直が“やぶる”。土用中、最後のデトックスのタイミング。不要なもの、持ちすぎていることは整理して、すっきりを目指して。
11月7日(火曜日)
己巳の日。金運アップの吉日。ただしまだ土用中、節分なので大きなことを動かすことは控えて。お金の使い方や理想のスタイルをイメージしたり、参拝することが吉。
11月8日(水曜日)
立冬、二十四節季の移り変わり。不成就日のため、土用を利用して、浄化をしっかりと。手放しできる不安やもやもやはここで決別を。
11月9日(木曜日)
十二直が“なる”、大明日。一気にひらける視界。夢見て、話して、準備を始めたいとき。11日、12日の一粒万倍日連続に向けて計画を。
11月10日(金曜日)
十二直が“おさん”。お買い物吉日。特に首から上のケアの用品、メイクグッズ、アイディア、インスピレーションを生み出せるグッズなどが吉。
11月11日(土曜日)
一の酉。一粒万倍日。一が重なる、スタートの節目。ずっと始めたかったことを始めよう。もしくはやめたいことをやめよう。新たな幕開け。
11月12日(日曜日)
一粒万倍日、戌の日。前日に引き続きスタート、種まきの暦。仲間や大切なひとと一緒にまたは、夢を話してはじめてみると吉。
ふーっと大きく息をはける、そんな気がぬけていく(いい意味で)ときでしょう。とはいえ、土用明けたらすぐに一粒万倍日連続や来週の新月などが待ち構えています。バランスをとりつつ、気持ちは徐々に幕開けに向けてあげていきたいタイミングです。
よき一週間となりますように。
今週の暦占いは毎週月曜日朝6時頃更新です🖊
先週の小噺
「成熟」というテーマだった先週。まさに、あらたに一皮むけたそんなことを感じられた瞬間がありました。ここまでこれたのも、ひとつずつやってみて、失敗したり、落ち込んだり、そんなことを繰り返しながら一番必要だったのは“時間”だったなと感じています。
いまはなるべく早く、効率的にという時代でしょうが、やっぱりじっくりじっくり時間をかけてないと気が付けないこともあると思います。ショートカットできたらそれはもう楽だと思うのですが、ここまで重ねてきたことを振り返って感動を味わうこともないんだろうなと、そんなことを考えていました。
先週のはまりもの
太宰治|待つ
太宰治の“待つ”という小説を読んでいました。なんとなく先週に感じていたことを表しているようで、まだ夏のような秋ですがこれからじんわりとまた本を味わいたいなと思うそんな言葉たちでした。
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