暦好きのものとしては、もうどうしても心躍るのが9月です。重陽の日があり、十五夜があり、秋の彼岸…ということは社日も、秋分も…。毎日が色づき、それぞれの意味を持ちます。暦を知っていれば、何もなくともそれだけで豊かなのです。
今年は特にリズムがいいように感じます。ひとつひとつが重ならずに丁寧です。何でも効率化とか、ショートカットを目指すような時代ですが、そうではないこと、にも少しずつ価値が戻ってきているように感じます。今日は何の日だろう?とそしてそこに込められた願いや祈りを、大切に過ごしたいそんな一週間です。
詳しく見ていきましょう。
今週の暦
9月16 日(月曜日)
敬老の日。十二直が“ひらく”・二十八宿は“張”。出会い運高まるとき。願って祈って感謝して。ひとつひとつが結びつく日。
9月17日(火曜日)
十五夜。一粒万倍日、陰の暦十方暮れ入り。お月様を見上げて新しい願いをひとつ。今日は堅実さや誠実さを大切にしたいとき。
9月18日(水曜日)
乙酉の望11時34分。十二直が“たつ”。明るい満月。笑いごえが響くような。仲間や話のなかにきらっと光る出会いがありそうなとき。
9月19日(木曜日)
秋のお彼岸入り。戌の日。ご先祖さまや家族とのご縁や絆に感謝して。心に愛を、未来に期待を。ほっこりと秋を楽しんで。
9月20日(金曜日)
不成就日。体の疲れ、心の重み、手放して、リラックス。これからの季節に向けて自分自身のアップデートを。
9月21日(土曜日)
社日。産土神社への参拝吉日。ここまで頑張ってきた自分をたっぷり褒めて、認めて。自分の頑張りは自分が一番知っているはずだから。
9月22日(日曜日)
十二直が“さだん”。心が決まる、決意の日。自分自身の未来を信じて、可能性をひらいて。リズムを大切に。
華やかで、温かな一週間が始まります。頑張りすぎずに、毎日の暮らしの中に少しずつ暦を取り入れて。祈る、願う、思う、そんなことを楽しめるようなときとなりますように。
連載を書かせていただいている湘南スタイルさんの最新号が発売となりました!
ぜひ書店またはAmazonでご購読ください
詳細はこちらからどうぞ
Harpers BAZAARR WEBさんでの連載、公開中です
こちらからどうぞ
今週の暦占いは毎週月曜日朝6時頃更新です🖊
先週の小噺
先週のテーマは「お祭りの前に」でした。まさに自分自身も、そしてまわりにもそんなお祭り前のかたに出会うことが多くて、みんなそれぞれのお祭り前を過ごされているようでした。そして今週は本番ですね。どんな一週間となるのか、何も予定がないかたも、どうぞ暦と楽しむときとなりますように。
先週のはまりもの
今年、2024年の暦本はもうやっぱりボロボロになってしまいました。そして今年はより自分のことと向き合って書き込みも多くなっています。暦は使うもの。どうぞ暦本がお手元にあるかたは思ったこと、願ったこと、感じたこと、そして未来への気持ちも書き出して使ってみてくださいね。そしてもうすでに2025年来年の暦本も発売となっています。来年はとっても難しい(!?)一年になりそう。なので早めに準備しておくといいかもしれません。