一年の半分がきりよく終わる、一週間です。ちょうど今週の最後、30日が日曜日でなんとなくきまりがよい節目のときでしょう。6月30日は2024年の折り返し地点であり、半年が無事終わったという感じで雑節では大禊ぎと言われここまでの穢れをはらい、この先の無病息災をまた祈るとき。
季節のものとしては神社仏閣で茅の輪くぐりやひとがたの紙を使ったお祓い、和菓子では水無月という氷を模したものを食べたりします。これからの暑いアツい夏を超えていけるように夏越の祓とも言われます。
昔の人たちは、ここまでの半年、これから先の夏を超えていくこと、などそれぞれに丁寧にとらえて考えられていたんだなと感じます。今年は一週間がそのためにあるようなきまりがよいリズムですからどうぞ季節のことを少しでも味わってみてほしいなと思っています。
暦は28日に陰の暦である八専が終わります。そしてその翌日29日には甲子という六十干支の区切りの中でトップバッターが巡ってきます。なんとなくすべてがつながっているような世の中。自分の人生も、スマホやPCの電源も、あれこれ始めたことも。
そんななかで、もっとちゃんとした“区切り”―いわゆるオンとオフでありこれが陰陽ですが、をもっと自分の中でつけていきたいとそんなことを感じる一週間です。
詳しく見ていきましょう。
今週の暦
6月24日(月曜日)
十二直が“のぞく”。陰の暦の八専のなか。ずっと気になっていること、実は心の中でしこりとなっているものを整理して、終わらせてみよう。ものすごくすっきりできるとき。
6月25日(火曜日)
十二直が“みつ”。あふれる感情、そのままに。大明日。目の前がぱっと開けて、満たされるとき。感謝や愛の言葉は自分から。
6月26日(水曜日)
不成就日。自分を最大限、甘やかして、ゆっくりおだやかに。焦る気持ちを手放して、自分のリズムに組みなおそう。
6月27日(木曜日)
戌の日、十二直が“さだん”。家族のこと、仲間とのこと、ぱっと決めることができそうな日。一緒に過ごして話し合うことも吉。
6月28日(金曜日)
八専終わり。十二直が“とる”。心と体をデトックス。深呼吸をして瞑想してみることも吉。今年前半、楽しかったこと、できたことを思い出して自分をほめよう。
6月29日(土曜日)
甲子の日。この日から始めると喜びが溢れるとき。気になっていたことをスタートしてみよう。最初は小さなスタートからでOK。軽やかにすすんでいこう。
6月30日(日曜日)
大祓。夏越の祓。半年のけがれ、邪気を手放してすっきりしよう。もうこの先に持ち越さないものはなんだろう?おいていくものと持っていくものを決めて。
自分の心で決めて、すっきりと終わらせること。それができればなんて気持ちがいいのでしょうか。できれば今週はスマホのスイッチもオフとオンを自分で切り替えたいようなとき。自分のリズムでこれまでの半年を終わらせていきましょう。
よき一週間となりますように。
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今週の暦占いは毎週月曜日朝6時頃更新です🖊
先週の小噺
先週のテーマは「自分のことを、待つ」でした。寒暖差が激しく、自律神経が乱れがちなときでしたね。私自身もなんとなく胃が重い?と珍しくそんな感じだったのですがヨガにいき整えてすっきり。自分のことを、自分で整えられたことで新たな自信もついたときでした。今週はきちんと、終わらせる。あれやこれや混とんとした毎日ですが、心の内を整理して、半年間のよい区切りを迎えたいと思います。
先週のはまりもの
胃腸が重たい感じがあったので、毎朝のおかゆ習慣を始めてみました。朝から何食べよう?と悩むこともなく、レパートリーは中華がゆ、和風、韓国風もいかようにもアレンジ可能で来週はなつめやクコの実、など漢方をちょっと取り入れていきたいなと思っています。